神の使いである雷鳥とRaicho
6月のスタッフMTGで時間がなく、話そうとしていたことを一つ話せなかったので、この場を借りて少し話したいと思います。
「2030年ゼロカーボン」、という目標が今乗鞍高原にあります。
それを実行するのは誰でしょうか?
松本市でしょうか?環境省でしょうか?乗鞍の住民でしょうか?
まず乗鞍の住民が自分事としてその目標に対して取り組まない限り、その実現は難しいでしょう。
一方乗鞍の観光の現状は以下の二つの画像の通りです。
人口、収入、まさに危機的状況。
持続可能な乗鞍を作っていくために2021年3月にのりくら高原ミライズというビジョンができました。しかし、それを実現するのは、誰でしょうか?
それも乗鞍の住民が本気で取り組まないとこのビジョンはただの絵でしかありません。
今、ゼロカーボン、持続可能な乗鞍に本気になっている人がいるとすれば、それはRaicho Incという会社であり、僕です。他にもいるかもしれません。
Raicho Incがそれを実現するつもりでいて、その代表の僕もそのつもりでいるということです。
誰も実現したことのない答えのないことなので、何が正解かわかりません。そもそもゼロカーボンが目指すべき理想の姿かも定かではありません。しかし、とりあえずその理想の姿を追求して、目指していこうということではあります。その過程においては凄まじいトライアンドエラーがあることを覚悟してください。今日こうやったことが明日違うということは多発でしょう。
乗鞍高原がゼロカーボンパークとして、脱炭素先行地域として、迷いながらも一つの理想の姿を示していこうってことなんです。2030年に完全に理想な姿を実現できるとは思っていませんが、それでもモデルとして参考にできることがたくさんある姿にはしたいと思っています。
2030年なので、スピード感はめちゃ早いし、変化もめちゃくちゃあります。
例えば議論をしたRaichoの朝食の変化も僕の中では同じような感覚です。
お客様も雷鳥としても持続可能な朝食のスタイルを追求することができなくて、ゼロカーボンとか乗鞍の持続可能なんて実現できない。飛躍した話のように思えて僕の中では一緒です。
現実と理想のギャップを受け入れ、理想を追求するためのトライアンドエラーをしていて、そのスピードが早い。これはコーポレートビジョンにも書いてあります。
昨年、有限会社ホテル雷鳥から有限会社Raichoに変えました。
これは僕なりの覚悟です。Raichoという名を背負うこと。
雷鳥が乗鞍から消えることは、Raichoという会社の消滅も意味する。
雷鳥は神の使いと言われています。
要はRaichoは乗鞍岳をはじめとした山の神の使いでもあるということ。
コーポレートのロゴを作る時に、Rが雷鳥を示していますが、その目の鋭さは、意思の強さを表しています。理想を目指す眼差しです。
皆さんにはそういう場所で働いているということを改めて自覚してほしいと思います。それぞれの人生なんで、僕と同じスタンスや覚悟を強制しようとは思っていませんが、仲間に同じ志を持つ人がいればそれはとても嬉しいと思っています。そういう仲間は僕はいつでも探しています。Raichoの外には僕は何人かそういう志を共有した友人がいます。
一方、皆さんが、自分の人生の目標に照らし合わせて、今のRaichoをうまく活用してもらって構いません。
前職のウェザーニューズは「気象災害で誰一人の命も落とさない」という理想を目指していました。僕は当時働きながら、同じ覚悟と志で取り組んでいました。その過程の中で多くの事を経験し、成長することができました。しかし僕はあるタイミングで自分の道を選択しました。
「Raichoがゼロカーボンと持続可能な乗鞍高原を実現していく」
これが今Raichoが目指していることです。
雷鳥の部屋でいうとデナリ級の山を登っている感覚かな。
Raichoという会社はある意味もう一つの人格があるような感覚で捉えています。なので、怪しい人間ではないですが、僕の意思決定は、ある意味、神の使いであるRaichoならどうする?て感じで考えてます。
こいつ頭おかしい変態だと思われるかもしれませんが本気で言ってます。
昨年一緒に仕事をしたスタッフであれば昨年の僕のやってきたことを振り返ればわかるはずです。そういう意思決定をしてきました。
今年から入ったスタッフも含め、改めて僕の命の使い方と覚悟を理解してもらえると嬉しいし、そんな人もいるんだ的に捉えてもらって構いません。
一人一人自分の人生を歩んでもらえれば良いですが、そんな一人の人生の歩み方があって、そんな人生を僕は楽しんでいます。
文章:Raicho Inc 代表 藤江
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