自分が自然の中を歩く理由 in屋久島

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どうもRaichoのうっちーです!最近乗鞍に帰ってきたら雪が結構積もってて、車の運転にビビってます。笑 今年も安全運転第一。(昨シーズンは、2回のスリップ経験)
先日休みを頂いて、屋久島を歩きながら、「なんでこんな自然が好きなんだっけ」という問いと向き合った結果、「自然の美しさに心が動いたからだ」とシンプルですが、腑に落ちたので文章にしてみました。

樹齢3,000年の万代杉

屋久島には、樹齢1,000年を超える屋久杉が何本もあり、その1本1本に時代を重ねてきた存在感を感じれたり、白谷雲水峡では、屋久島の温帯と熱帯にある地域で、雨量が多い特徴から、苔や緑が豊かな日本らしさを感じることができ、とてもいい時間を過ごすことができた。

白谷雲水峡

なんで自然が好きなのか?

少し前までは、小さい時から、幼稚園の友達とキャンプやBBQに行ったりと、アウトドアが好きで自然に接する事が多い環境で育ってきたから、自然が好きなんだろうなと漠然と考えていた。それももちろん、自然での楽しかった経験や素敵な思い出が残っているため、ひとつの要員としてあると思う。しかし、今考えてみるとそれよりも大きかったのは、就活中に登った山の景色や、沖縄に1人で行った時に見た海の景色、初めて歩いたロングトレイル(ACT)で見たヒマラヤ山脈に心動かせれた事が、大きな自然に対しての原動力になっているんだと思う。

じゃあ自然の何に心を動かせれたの?

ひと言でいえば、圧倒的な自然の美しさである。写真にあるモッチョム岳山頂からの景色はとても美しかった。そこまではとても急登続きであったが。(笑)じゃあ美しさとは?唯一無二のもので、そこに「動き、おこり」があるものであると僕は考える。静寂な海であっても、ずっとゆらゆらと動き続け、また太陽の光が差し込み、キラキラと輝いたように見える。その光景の中には、滑らかでずっと動き続けているゆらぎのような、唯一無二の瞬間が連続している。言葉でも、写真でも、絵でも、表現する事ができないもの。また、その瞬間を感じるためには、人間の感性というものがとても大切になってくると思う。感性とは、感じたものを受けとる力。視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚など身体の五感で感じることで、感情や衝動がおこる。頭で美しいと考えても感動がないように、五感で感じるからこそ、感動(ゆらぎ)を感じる事ができるんだと思う。

モッチョム岳山頂からの景色

雄大な自然が残っている場所

今回の気づきは屋久島という、今も雄大な自然が残された土地であるからこそ、気づくことができたんだと思う。今僕が住んでいる乗鞍高原も同じである。乗鞍岳という3,026mの山の麓にあり、一歩外に出るとこそこは、国立公園に認定もされている自然が残っている場所。屋久島も乗鞍もコンビニがなく、昔の暮らしが残っている。でもだからこそ、感覚を研ぎすまされる環境であり、感性が豊かになる。一歩外に出て歩いていると、季節の移ろいや新しい生命が生まれる瞬間を感じる事ができ、数多くの感動を味わう事ができる。一方都会では、人間によって作られたもので溢れかえっており、安心、安全、便利なもので囲まれているので、五感よりも、脳を使う事が多くなり、感動に出会う機会がほとんどなくなっているんだと思う。現在はテクノロジーの発展が進み、まるでマトリックスのような、VRの中だけで生きる世界ができる?そのような世界観が生まれようとしている時代、僕は生きる上での豊かさを、自分の五感を使って感じる感動や想いを込めて作られたものを本物の価値として、大事に生きていきたいなと思った。

宮之浦岳

「あなたは最近いつ心が動きましたか?」

もし、この記事を読んで最近心が動いた事が少ないなと思ったら、冬の乗鞍高原に遊びに来てください!正直冬の乗鞍は、とても寒く生活するには過酷な環境ではあります。でもだからこそ、自然の恵みである温泉への感謝が生まれたり、普段見ることのできない、冬の自然の美しさに感動が生まれたり、という体験をすることができます。

温泉の宿 Raicho→https://ghraicho.com/

温泉の宿 Raicho

ちょっと続き→ 改めて感じた、自然の中を長い時間かけて歩く良さ

僕が働いているRaichoは、年に2回も長期休暇がある日本ではとても珍しく、貴重な環境で働かさせて頂いている。感謝。Raichoで働く前から、旅は好きであって大学時代には東南アジアに何度か行っていた。Raichoで働いているのも、社長の藤江のブログを読み、ライフスタイルに旅を組み込むを実現している会社であることを知り、とても魅力に感じたことがひとつである。

現代の日常生活を送っていると、周りとの比較による不安に駆られたり、いたるところにある広告に気をとられたり、テクノロジーの発展により情報が溢れかえり、見え過ぎてしまうようになったおかげで、「自分と向き合う時間」を持つことが、とても難しくなっているように感じる。(特に日本人は、同調圧力や連帯、我慢という価値観を歴史的背景により強く持っているため、生きづらく感じるのではないかと。)

東京のどこか

自然の中では、そういった周りからのノイズが少なくなり、バイアスや周りからの影響を受けることなく、自分と向き合うことができる。「自分と向き合う時間」の中では、自分が心からやりたいと思っていることは何なのか?大事にしたい価値観は何なのか?不安に思っている事や、モヤモヤしていることは何なのか?このようなことについて、整理し、言語化することができる。これからの時代を生きていくために、とても重要になってくることだと思う。色んなものと繋がり、広くなった世間の中でも、自分の判断基準を持つことで、周りとの折り合いをつけながら自分の意思決定ができ、自尊心を保つことができる。

またもう一つ、自然の中を歩くことが良いなと思ったのは、五感を刺激されることである。人間は、脳だけでインプットしたことよりも、五感を通して身体で、体験したことの方が記憶にも残り、深く自分のアイデンティティとして保つことができるため、自然の中で歩きながら内省し、得た気づきは、自分の中に残りやすいんだと思う。そして自然を通して何を見たり、考えたりするかは、どこまでも自由だ。

以上のことから、自然の中を長い時間かけて歩くことは、とても好きだ。また、これからこのような時間がとても貴重になるのだと思う。←これは社長の藤江が常に言っている。
だから僕は、これからも歩く旅を続けたいと思う。そして、海外にももっと歩きに行きたい。違う価値観に触れることで、日常のあたり前がとても有難く思えたり、知らない価値観を知ることで、少しでも他の人に優しくなれると思うから。

ps:屋久島で泊まった、とまり木というゲストハウスがとても良かった‼︎Raichoのスタッフのまりさん、すぐるくんに勧められていったが、ねーさん(オーナーさん)の作る暖かい雰囲気がとても居心地良く、家族のように暖かく、人の繋がりを感じる事ができる。居心地が良すぎて、長期滞在してる方もいるぐらい。夏の屋久島にも行きたい。年末の屋久島一周もしてみたい。ねーさんありがとうございました!

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